『テオヤンセン展 〜生命の創造〜』@日本科学未来館

2年ぶりのテオ・ヤンセン展!見終わってから「生き物」と「物質」の違いってなんだろうという疑問がぐるぐる。でもやはり彼は「生き物」を作ってしまったんだなぁと、あの展示されてるビーチ・アニマルは骨のようにも見え、映像の中で動くそれは意思を持って生きているようにも見えた。見え方だけじゃなく、制作過程もしっかり生き物の発生原理に則しているのがすごい。「花粉や種子を使わずに新しい生物を創造する」というコンセプトのもと、細胞を数字に置き換えて自己増殖、淘汰、生殖行為まで...それらは全てコンピューター上で行われており、その進化は時系列でまとめられている。「絶滅」とか「○○期」とかいう言葉でもって表現されているのも徹底しているな。私たちが体内にエネルギーを溜め込むように、彼らはペットボトルにためた空気の圧力で、風のない時にそれを使って動く姿は本当に健気で涙が出そうになる、生き物の一番シンプルな構造を、目も耳もないプラスチックの生物が淡々と行っている、なんだかそのギャップが違和感と感動の両方が一気に襲いかかってくる感じ(もうなんだかわけわかんないや)。生物の先生をしている友人と一緒だったので、私の低レベル疑問を分かりやすく解説してくれたのがありがたかった。(しばし周りの人も耳を傾けていたのが 笑)はぁ、すごい。感動でめらめらする。文章長くなっちゃったし。